・・・先週、雪道を走って思ったこと・・・
今どきのクルマは 安全装備がしっかり仕事してるなぁ・・・って。
このスイッチ 前の相棒(ミライース)にはなかったと思う。
もちろん その前のもその前も。
これは 「 VSC&TRC 解除スイッチ 」です。
「 VSC&TRC 」 とは、 横滑り防止&トラクションコントロール というもの。
どういう装備かということを説明しますね。
(普段はこのスイッチはオフにしないようにしましょう)
まず 「 TRC 」(トラクションコントロール)。
これは、主に発進時 駆動力がかかったタイヤが スリップするのを感知して
自動で 駆動力(エンジン出力)を 調整して スリップをしないようにしてくれ
る装備で、雪道などの滑りやすい路面での発進で 滑って進まないなんて時に
作動して 発進を助けてくれます。
そして 「 VSC 」(横滑り防止機構)。
これは、カーブとかで アンダーステア、またはオーバーステアなんかが
起こった時 個々のタイヤに適切な駆動力(トラクション)ま
たは制動力(ABS)をかけ コースアウトやスピン してしまうのを防いで
くれる 機構。
「ABS」、「TRC」 の機構をうまく同時に働かせて 「VSC」 横滑りを
防止してくれると考えていいでしょうね。
先週 日和田高原の県道で、おいら かなりやんちゃな運転をしてみましたが、
相棒は きっちり ステアリングに追従してくれました。
若いころ 当時のクルマ(FWD)でスキーに毎週のように行ってましたが、
その時の 雪道のクルマ挙動が体に染みついているオヤジですので、
今の相棒の雪道での挙動は なんというか、感動ものです(大げさ?)
では、この機構がないとどうなるのか、言葉でうまく説明できないですが、
こんな感じでしょうか・・・
・・カーブの手前で十分スピードを落とし、ステアリングを切りはじめます。
スロットルは 「オフ」 で、ブレーキも踏んでいません。
車は 一瞬(0.5秒~1秒位)遅れて向きを変え始めます。
クルマの向きの変わり方を見ながら さらにステアリングを操作(切り足す)
し進むべき方向になるように調整をしながら コーナーの出口を目指して
すすんでいくと、 ある時点で 今度は後ろのタイヤが 滑り始めます。
それをお尻のあたりで 感じながら ステアリングを戻して テールスライドを
止めます。そうしてる間に コーナー出口になりますので、ステアリングを
まっすぐにして スロットルオンでコーナークリア・・・
あるいは・・
・・・・ステアリングを操作して、進むべき方向に調整して、
コーナー出口を目指し 後ろのタイヤが滑りはじめる直前のタイミングで
少しだけスロットルオン、 車の挙動を感じながら、
ステアリングを戻しながら さらにスロットルオンでコーナークリア・・・
前者は 主に下り、後者は主に登り、でしょうか・・・
いずれの場合も 体全体で 車の挙動をつかむべく 集中しないとうまく
走れなません。だから非常に疲れたということを覚えています。
だから、このスイッチ 普段は オフにすることはないですし、
オフにしないようにしましょう。
この機構をオフにするときは 深雪ではまってしまったときとか、
強い駆動力が必要(タイヤがスリップしても)みたいな時だけ
オフにしてみると 脱出できることもあるみたいですが、おいら、
そういう場面には遭遇したくないものです。
そんな装備がしっかり仕事してくれるおかげで 雪道もフツーの
感覚に近いドライビングができるようになりました。
もちろん、タイヤの性能も格段に あがっています。
非常にありがたいですね^^v
とはいうものの スピードの出しすぎは 雪道では NGですよ!
あくまで 安全な速度内での 運転サポート機構ですから^^v
雪道を走る機会があったら ぜひ怖がらず練習のつもりで
いろんな走り方を試すと いいですよ。
広く 安全な場所での話ですが^^v
なにせ フツーの道だったら 高速でしか起こらない挙動が、雪上では
低速でも起こります。自分の車が どんな操作をすると、どんな挙動に
なるのか 体感できます。