8月14日 朝4時に家を出て、道の駅 『うすずみ桜の里ねお』 に着いたのが、
7時半頃だったと思う。
先日の台風での通行止めも 解除になって、温見峠、冠山峠 どちらも通行可
でしたが、 ここまでくる間に 当初の計画通り 国道157号線で温見峠を
目指すことにしようと決めていました。
道の駅を出て、5キロほど進み 根尾能郷の集落を抜けたところから
この国道が 日本3大酷道と呼ばれる区間が始まります。
『 落ちたら死ぬ!!』 この黄色い小さな看板をバックに 相棒を写真に
収めて 先に進んでいきました。
ここから、根尾黒津までの 約5キロが 道幅 1.3車線の 狭隘路でして、
まぁ 普通の 林道だと思えば 『 こんなもんか 』 なんですが・・・
あの 黄色い看板の 文言が頭の中に引っかかる事により とても恐ろしい道に
変貌しました。
尾根を回り込む左カーブは まだいいですが、渓をまたぐ右カーブは。路肩の
先がえぐれてるような感じで、ガードレールじゃなくガードワイヤーでもなく
ガードロープという のが一層 恐怖をあおります。
道だけ見れば ふつうの 2.5m 道路なんですが、 そんな路肩の状態なのと
やはり あの看板のインパクトは かなりのもので 自分でも不思議なくらい
足と腕に力が入って、かえって アクセルワーク、ステアリング操作が
ぎこちなくなってしまいました。
そういう意味で、 あの看板が この国道を 酷道の代表に押し上げている
のかもしれません。
根尾黒津からは 道は相変わらずの狭隘路ですが 右側の渓が 少し道から
離れるため 視覚からくる 走り難さは薄らぎます。
そして もう一つの名所、『 洗い越し』水が道路の上を流れてるのですが、
ここで、 靴を脱いで、 裸足になって 流れを渡り、 相棒を撮ったのが
上の写真 。この日は 水が名流れていて それとわかるところが3か所
ありました。
あの看板の所から 22キロで 峠のてっぺん。 標高1020㍍に到着です。
最初の15キロで 標高600㍍、峠手前2キロで 標高800㍍、
残り二キロが、勾配10%の上りとなります。
峠には 特に駐車スペースがあるでもなし、若干道幅と路肩がある程度
ですが 能郷白山への登山する方のクルマが止まっていました。
峠を越えて 福井県側は 渓が左に移り、路面はコンクリート舗装となって
ヘアピンカーブを何ヵ所か越えて、高度を下げていきます。
走り難さは こちらの方が上、 ダッシュボード上のハナちゃんが
バババッと跳ねてました。
峠から 6キロほど下ると この道の福井県側の名所 『 温見ストレート 』が
あります。 約700㍍のほぼ平坦路で 見通しが良くて気持ちいいです。
ここまで下りてくると ホッとひと息つけます。
狭隘区間 約33キロ 酷道と呼ぶにふさわしい峠道でした^^
釣りなどで、狭隘な道を走り慣れているおいらも、 久しぶりに緊張して
しまいました。 走りごたえ充分でした^^
狭隘路を走り慣れていない人は 半端な気持ちで来ない方がいいと感じました。
さぁ、この次は 冠山林道ですね。
大野市から 158号線で油坂峠を越え、156号線をまったりと北上して
本日の宿泊地、道の駅『 桜の郷 荘川 』着いたのが 午後3時 。
途中ひるがので給油した時は、
走行距離 267キロ 給油 10.8ℓ 24.7 ㎞/ℓ でした。